動き続けている
木陰でゆっくりと座っていました。
沢山の命が動き続けていました。
何度も何度も、アリ達は私の足から腕まで登っては降りてを繰り返していました。
虫も色んな角度から飛んできて、
小さなバッタはどこからともなくやって来て、
またどこかへ行ってしまいました。
小さな毛虫はうねうねとししながら、鉄棒の逆上がりのように葉の裏から表へと移出てきました。
風が吹いて木が揺れ 葉が揺れるので、私も揺れているのかと思いました。
落ちてくる葉は、計算されていない軌道を描くのが美しいと思いました。
目の前の川は、太陽の光を反射して万華鏡のように色んな角度に輝いてずっと変化していました。
当たり前だけれど、ずっと、動き続けているのだなと感じました。
そしてそれぞれ、どこへ行くのだろうと・・・。
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