振りと即興
久し振りに先日、
即興ではなく 振りを創り踊りました。
この数年は即興で踊る事が多く、
その前まではずっと振付を踊ってきました。
先生に振付をして頂いて踊った始めの頃は、振りを覚える事やテクニックを高めることに必死で、
自分で何を踊っているのか...正直分かってなかったと思います。
言い方悪ければ
「振りをもらって、それをこなす」…みたいな。
自分で振付を考えるようになって、
「あれ?今までどうやって踊ってきたんだろう???」
と、やっと気付く...。
なんでここで手が上がるのか?
なんでここで脚を高く上げる必要があるのか?
なぜ後ろを向くのか?
なぜ身体を曲げるのか?
全ての振り一つ一つを追求し始めて、
そしてようやく「自分の踊りになる」のだと。
ただね...
それをまた考えすぎると、止まっちゃうんですね。笑
振りを理解したら、自然な感情で踊りたいのです。
が、頭が「次はこういう感情の振り」みたいな先読みした踊り方だとーーー
嘘っぽくなるんですよね!
バランスが難しいですね。
だから、即興の世界に脚を踏み入れたわけです。
「自然に踊りたいなぁ...」と思って。
それまで即興で踊るなんてした事がなかったですし、自分は出来ないと思っていたけれど...
出来ちゃったんですよね。
と言いますか、やればいい。笑
もう、水を得た魚のように踊り狂う。内側から溢れて止まらないですから...。
そうした流れを経て、また今回のように創作した踊りを踊る。
振りを理解し解釈して踊る素晴らしさと、嘘のないリアルな表現である即興。
どちらも素晴らしく、必要必然であるとまた、学び得ました。
そしてムクムクと、何かクリエーションしたい欲求も 春の訪れと共に芽生えてきました。
感謝。
エリカ
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